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制作工房くにさき vol.26

職場のできごと
12 /21 2011
「12月のカレンダー 昔話シリーズ第二弾・マッチ売りの少女」 

くにさき苑通所リハビリ(デイケア)のKです。
師走・12月も中旬になり、今年もあとわずか。慌ただしい時節になりました。
11月の「温泉」にかなり時間がかかってしまい、すべてが後手後手になってしまいました・・・(汗)
この度、ようやく12月のカレンダーを紹介する運びとなりました。

12月といえば~、クリスマスと大みそか。
クリスマスは12月の一大イベントなのですが、カレンダーの絵に使うにはちょっと・・・という訳で、昨年は、昔話シリーズ第一弾として「笠地蔵」を制作しました!
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なかなかの傑作に仕上がったのですが、さてさて、今年はどうしたものか・・・と、思案する日々・・・

最初は「サンタクロースが北極のサンタハウスからプレゼントを配りに出発するSFチックなシーン」を考え、下書きを描き始めました。
でも、クリスマスはやっぱり大きな貼り絵にしたい!という考えが頭から離れず、やはりカレンダーは別のテーマだな!!と思い、考えなおすことにしました!
12月といえば大晦日、大晦日といえば・・・・「マッチ売りの少女」・・・ (どういう思考なんだ・・・・(^^;)λ)
ということで「マッチ売りの少女」!!
しかし・・・。この物語は、少女の死という悲劇的な結末を迎えます・・・。
老健施設の貼り絵のテーマとして、はたしてふさわしいのか?と、一時考えました。

ですが、近年の「格差社会」「ワーキングプアー」そして、先日報道された「単身女性の3人に一人は貧困、母子世帯は57%が貧困」などから考えると、今の時代に合致しているテーマではないかと考えました。
それというのも、「マッチ売りの少女」の著者アンデルセンは、貧しかった母の少女時代をモデルにこのお話を描いたといわれているからです。
こうして、下書きを描くことにしました。

下書きを描く時に思い浮かんだのは、最後のシーンより、やはりクライマックスのお祖母さんが出てくるシーンで、描き始めると一気に描き上げました。
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しかし、後々、ネットでこのお話を読むと、少女は何もかぶっていなかったので、赤いずきんを真知子巻きにしたこの「マッチ売りの少女」のヴィジュアルは、失敗しました(大汗)
イメージで描いてしまったのですが、赤ずきんのイメージとダブっていたんですね~(^^;)

制作風景です。
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「ここは何色にするの?」と利用者さんから聞かれるたびに、一緒に貼る色を考えながら貼ってもらいました!
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どんどん貼られ、あっという間にここまで来ました!!
貼っている途中で、赤いずきんともう一つ、手に手袋をはめていることにも・・・気がつきました(汗)
手袋については、やはりまずいので、肌色で貼りなおしてもらい、マジックで指を描きました。
こうして完成しました!!
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最後に、「マッチ売りの少女」の表情の調整をしました。
お祖母さんに逢えて嬉しい表情ですが、一方でおかれている少女の状況から、少し憂いを秘めた表情を目指しました。しかし、その後の運命を少女は知っているはずも無いため、あえて涙は描きませんでした。

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大晦日をテーマにした昔話を二年に渡って貼り絵にしてみましたが、どちらのお話もその奥にあるキーワードは「貧困」でした。
よく「年を越すお金がない」と言いますが、大晦日に「貧困」というのは付いてまわるキーワードですね。
笠地蔵は、お地蔵様に良くした事で幸せになり、一方、マッチ売りの少女は、天国に旅立って幸せになる?という結末・・・(T-T)。
宗教観の違いかな~と思いつつも、これがアメリカの話なら最後は間違いなくハッピーエンド!で終わっただろうなと思い、ネットで調べてみたら「マッチ売りの少女」はディズニーでアニメ化され、結末は原作のままだったそうです( ̄〇 ̄;)
しかし、DVDに同時収録されているリトルマーメイド(原作:人魚姫)は、原作と違いハッピーエンドだった為、映画公開当時、賛否両論だったそうです~(^^;)
やっぱり、アメリカンドリームの国ですね~(笑)

さて、次回ですが~
いよいよ12月最大のイベント、クリスマスです!
次回もお楽しみに~(^^)v

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